大きな都市公園に面した街なかに建つ家。
公園の風景を眺めながら食事や家族がくつろぐた
めの場所はやはり2階がいい。そんな思いの場所
を天井高2.85mのシンプルな直方の空間として作
りました。この空間はヴォリュームが他の部屋と
比べても圧倒的に大きく、また公園とつながるピ
クチャーウインドウやバルコニーテラスにもつな
がっています。つまり、外部に広がる開放性も併
せ持っており、正に家の中心として存在する空間
ということになります。家族が自然と集まってく
る「居心地のよい中心のある家」というのが今回
の設計のテーマとなりました。

この家ではもう一つ意図したことがあります。
それは空調計画です。どの場所も淀みのない換気
が行われ、そして少ないエネルギーで快適な冷暖
房ができないか、と建主さんと相談して取り入れ
た「MaHAt(マッハ)システム」。富山で初めて
導入します。どのような性能を発揮するのか、今
から楽しみです。


2011年9月完成予定

MaHAtシステム → http://www.marushichi.co.jp/system.html/